続ブレンハイムスポットあるいは道草俳句日記 俳句

関西現代俳句協会青年部勉強会

「句集を読み合う 岡村知昭 × 中村安伸」
『然るべく』『虎の夜食』
話題の句集を作者が互いに読み合う。
サブ報告者 久留島元氏 仲田陽子氏

不覚にも遅刻してしまう。

それぞれに個性的な句集なので話題もいろいろ。
句集の構成のことなど。
青年部員以外の参加者も多かった。
岡村氏の交友関係で川柳の方々も。
なかなかディープ。

私は2次会まで参加。
家が遠いのでえっちらおっちら帰る途中です。







金子敦句集 『音符』

金子敦句集 『音符』 (ふらんす堂) より

春惜しむ画鋲を深く刺し直し 

古書店に昼寝中てふ手書き札

盆踊果てて手足のただよへる

つぶあん派こしあん派ゐて月を待つ

ケーキから小さき聖樹そつと抜く

恋猫が古き手紙の束を嗅ぐ

身に入むや腕を下ろせぬ招き猫

雪の夜や父の部屋より紙の音

をさなごの手によれよれのつくしんぼ

エクレアは漆黒の舟なごり雪



日常の微笑ましい小発見と、童心で掴み取ったような比喩。
第五句集とのことだが、屈託が無い。
柔らかな、優しい言葉が使われていても、作者の作句スタイルは頑固なのかもしれない。

テーマ : 俳句
ジャンル : 小説・文学

空の会 永末恵子さんを偲んで

今日の空の会は、去年2月に亡くなられた永末恵子さんの俳句がテーマ。
盛会だった。

レポーター:中田剛氏 野間幸恵氏

野間さんは長い間、永末さんと近しく俳句を続けてこられた。
同会で2年前、野間さんの句集『WOMAN』がテーマとなった際は、永末さんがレポーターだった。

お二人のレポートを中心に、参加者各々の少しずつ違う永末恵子像が語られた。


資料からの孫引きになるが、永末恵子さんの作品より

淋しさは水を摑んで泳ぐなり  

針の目を抜けて来るらん秋の猫

退屈が大きな桃となっている

霙降るふっと不思議な笑い方

豆を煮るときおり暗い人が出て

つばくろの滑空借景でありぬ

古き人どてらのように晴れている

満月やそろそろ知らぬ町である

ゆで卵食べてしばらく泳ぐなり

灰皿を大きくしたる五月闇

これからが面白くなる百合根かな

水仙やしーんとじんるいを悼み

目の中の水あたたかき平屋かな

つつがなく白紙にもどる冬の猫




永末さんは急逝だった。
フェードアウトではなくカットアウト。
残された者にとっては大変残念だけれど、それも永末さんらしいと言えるのかも知れない。

テーマ : 俳句
ジャンル : 小説・文学

MANO 第二十号

MANO 第二十号より

もういいよと言うと動かぬ犬になる  佐藤みさ子

空箱はすぐに燃えるしすぐに泣く  樋口由紀子

顔に顔着けて行く郵便局  加藤久子

虻の眼にうつる世界の照り返し  小池正博


MANOも終刊なんですね。
いろいろ終ってゆく・・・。


 

テーマ : 俳句
ジャンル : 小説・文学

豆の木No.21

豆の木誌が手元に到着。

mamenoki.jpg

お会いできた方に配りたいと思います。

テーマ : 俳句
ジャンル : 小説・文学

プロフィール

由季

Author:由季
大阪泉州在住 
2014年に『犬の眉』という句集を出しました。
キャバリアKCスパニエルのくりまる(2004年12月18日生)の世話係です。

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