岡村知昭句集『然るべく』
岡村知昭句集『然るべく』(草原詩社) より
ぜんぶ賛成ひなあられこぼしつつ
小町忌はきのうでよろし薄荷飴
大男やめたくなりぬ濃紫陽花
からっぽのダムへと入る生徒会
新涼の神父三角座りだが
未婚には触れてよろしい葱の花
ふたことめには倫敦の寒の鯉
はにかみへあくびで応え鏡餅
句座を共にしている方の句集を読むと、たいてい
「あのときの句だわ~。しみじみ。」というのが何句かあるものだけれど
この句集にはそれを感じなかった。なんでだろう。
岡村さんには、結構句会で点を貢いできたと思うのだけれど。
帯に「20年の厳選された300句」とあり、なるほど~と感心するが
もし「この句集のために書き下ろしました」と言われても納得するかも。
ぜんぶ賛成ひなあられこぼしつつ
小町忌はきのうでよろし薄荷飴
大男やめたくなりぬ濃紫陽花
からっぽのダムへと入る生徒会
新涼の神父三角座りだが
未婚には触れてよろしい葱の花
ふたことめには倫敦の寒の鯉
はにかみへあくびで応え鏡餅
句座を共にしている方の句集を読むと、たいてい
「あのときの句だわ~。しみじみ。」というのが何句かあるものだけれど
この句集にはそれを感じなかった。なんでだろう。
岡村さんには、結構句会で点を貢いできたと思うのだけれど。
帯に「20年の厳選された300句」とあり、なるほど~と感心するが
もし「この句集のために書き下ろしました」と言われても納得するかも。
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