続ブレンハイムスポットあるいは道草俳句日記 句集『間取図』  広渡敬雄

句集『間取図』  広渡敬雄

句集『間取図』  広渡敬雄(角川書店)より

間取図に手書きの出窓夏の山


句集のタイトルとなっている句。
今住んでいる家を建てたとき、我が家も出窓が欲しかった。
家を建てるなんていうことは、一生に何回も無いので、夢がふくらむわけです。
夫婦でそれぞれ欲しいものは違うけれど、そこは夫婦で一致した。
出窓欲しいよね。出窓でしょ出窓。
けれど、予算には限りがあるし、立地に制限もあるし、出窓のオプション料金は意外と高かった。
他の実用的な諸々に押されて、出窓はあきらめることに。
そんな経緯があるのでこの句にはストレートに共感。

他に
裏山にこゑ吸はれゆく鬼やらひ
春の鴨土手に上がつてゐることも
蛇ゆきし草ゆつくりと立ちあがり
凍滝の中も吹雪いてゐたりけり
放し鶏かたまる門や溝浚ひ
探梅やぽつんと西の空開いて
絡み合ふ鱧の眼や祭来る
けさ髪を切りし子も来る地蔵盆
煤逃げの犬嗅ぎ合うて別れけり
帽子屋に帽取棒や春深し
撫でらるる犬を見る犬日永し
水捨つや金魚ぎりぎり片寄せて
かなかなの止む心臓の停まるかに


広渡さんの犬の句いいです。

出窓の夢が叶わなかった我が家は、その代わりに2階の窓の外にプランターが置けるよう、フラワーボックスをつけてもらった。
しかも交渉して無料で。

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テーマ : 俳句
ジャンル : 小説・文学

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プロフィール

由季

Author:由季
大阪泉州在住 
2014年に『犬の眉』という句集を出しました。
キャバリアKCスパニエルのくりまる(2004年12月18日生)の世話係です。

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