続ブレンハイムスポットあるいは道草俳句日記 『白鳥句集』 松下カロ

『白鳥句集』 松下カロ

タイトルの通り白鳥でいっぱいの句集。

『白鳥句集』 松下カロ(深夜叢書社) より

婚禮の翌朝すでに白鳥去り
百羽ゐて一羽のやうな雨の島
後朝はただ白鳥のかたちして
髮を刈られて白鳥となる女
白鳥が引く一行の鏡文字
若者の甲状腺に白鳥棲み
白鳥はうごく歩道に乘つて來る
千羽まで殖えて白鳥減り始め
眼帶の内か白鳥爭ふは
白鳥や百年先もここは潟か
睫毛あり古い塗り繪の白鳥に


旧字の効果があると思うのでがんばって入力してみたけれど
出せない文字もあった。
ちゃんと表示できているかしら。

白鳥があらゆるところに出現したり
いろいろなものになったり。
消えていったりばらばらになったり。
数も定かではなく。
何にでもなれるようで、何者でもないような白鳥が描かれている。





テーマ : 俳句
ジャンル : 小説・文学

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プロフィール

由季

Author:由季
大阪泉州在住 
2014年に『犬の眉』という句集を出しました。
キャバリアKCスパニエルのくりまる(2004年12月18日生)の世話係です。

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