続ブレンハイムスポットあるいは道草俳句日記 『木簡』 山口昭男句集

『木簡』 山口昭男句集

『木簡』 山口昭男句集(青磁社)より

土色の顔の出てきて飾売る
人座るところ野菊の咲くところ
舌打ちの女出てくる大文字
種採の顔見せぬまま終りけり


定点観測系。
カメラは固定されていてそこに動きが発生。


てつぺんにあきて天道虫おりる
むづかしきことをしてをり金亀虫
金亀虫もんどり打つてもとの位置


昆虫観察系。ほのぼの。


ががんぼを大づかみしてこの女
秋の蚊をつかみすてたる野守かな


変奏で昆虫虐待系。


そのほか好きな句。

ここからは別の人来て大根干す
掛けてゐる袋に色の生まれけり
手毬の子汚れることを嫌ひけり
見えてゐる水鉄砲の中の水
水溜みんなきれいや菌山
傘開く大きな音や豆の花












テーマ : 俳句
ジャンル : 小説・文学

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プロフィール

由季

Author:由季
大阪泉州在住 
2014年に『犬の眉』という句集を出しました。
キャバリアKCスパニエルのくりまる(2004年12月18日生)の世話係です。

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